業界用語でECサイトと呼ばれるオンラインネットショッピングサイトは、近年急速に成長を遂げてきた分野です。
留まることを知らない新型コロナウイルスの影響により、さらに活発化する姿を見せる市場だからこそ、どんなECサイトがあるのか知りたい人も多いと思います。
そこで今回は、世界に視野を広げて各国ではどのようなECサイトが人気を集めているのかご紹介しています。
ここで触れていくのは全て越境ECサイトになっており、日本では知られていなくても他では有名なものばかりです。
越境ECサイトの説明も行っていくので、気になる方はぜひご覧ください。
そもそも越境ECサイトって?
越境ECサイトというのは、国境を越えたオンラインショッピングサイトのことです。
日本国内のECサイトと同じようにネットを介して通信販売を行うサイトではありますが、日本国内向けであるだけではなく、外国語のサイトを設けて海外のECモールに出店させて多言語多通貨での対応ができるのが特徴です。
越境ECサイトを運営する企業は、ECサイトがある国から商品を海外に発送する形で運営しています。
そのため、世界各国に直接出店するという大きなリスクを背負うことなく、なおかつコストの軽減もできるという素晴らしいメリットを持っています。
商圏を広くしながらもこうしたメリットが得られるということで、最近はますます注目を集める分野となっています。
こうした形態が見られる越境ECサイトは海外にたくさんあります。
続いてはその越境ECサイトの数々をご紹介していきましょう。
Amazon.com
日本でも数多くの人が利用しているAmazon.com通称アマゾンは、世界で最もポピュラーなECサイトと言える存在です。
アメリカワシントン州でシアトルに本拠を構えるアマゾンですが、今やアメリカ国内や日本のみならず、世界12の国で愛用者を増やしているECサイトになっています。
グルーバルなサイトでありながらもアメリカ国内のEC市場では約5割のシェアを誇るほど、国内での人気も素晴らしいのが特徴的です。
加えてアメリカ国内の有料会員数が多いというのもポイントです。
有料会員数は6,500万人と非常に多く、アメリカの5人に1人が有料プランで利用しているという点は驚きでしょう。
全世界の有料会員数については1億人を突破したという情報も出ており、評価の高さからもよりたくさんの人が会員になっていくとされています。
さらに成長していくECサイトだとも期待する声が挙がっています。
mercari
日本でスタートアップしたフリマアプリのmercari(メルカリ)ですが、実は越境ECサイトであったのをご存じでしたでしょうか?
このメルカリは、今やアメリカでも確実にシェアを伸ばしており、2014年9月の米国進出以来多くの人が愛用しています。
アメリカでリリースされて1年8か月という短い期間で1,000万ダウンロードされたこともあり、アメリカ国内でも大きな話題になりました。
そして2018年の6月期で流通額が約3,704億円であると発表されたことで、今も欠かせないアプリとして多くの人に利用されています。
そんなメルカリでは流通額も増加している傾向にあります。
他のフリマアプリのように特定の層やニッチに絞らずに流通できるメルカリは、オールジャンルという魅力が人を集めるのでしょう。
故に出品されている商品の幅が広いというメリットも持ち、よりたくさんの人の声に応えるスタイルが確立されています。
世界でも活躍する王道フリマアプリ、メルカリの活躍にも目が離せないことでしょう。
JD.com
JD.comとは、中国のECモールで京東集団が運営しているサイトです。
このJD.comは中国では京東(ジンドン)と呼ばれており、非常に有名です。
中国国内では第2位の市場規模を誇っており、中国でその名を知らない人はいないと言えるほど人気があります。
2017年の時点における流通総額は約21兆1,400億円にも及び、その規格外の大型市場であることに中国らしさをうかがえます。
加えて2015年では日本製品専用サイトである「日本館」をオープンさせ、より日本との協力性を重視した仕事に力を入れていることが分かります。
京東集団は日本企業の出店者数を1,000店舗以上にすると目指しており、今後の動向が気になる企業の一つとなっています。
そして多くの日本人の注目の情報となるのが、ヤマトホールディングスの傘下にあるということでしょう。
ヤマトホールディングスが京東と提携することにより、注文から配達に至るまでに最短4日という異例のスピード輸送ができることを売りにしています。
取り扱っている商品は幅広くずっと見ていても飽きない面白さがあるので、ぜひこちらにも注目してみてください。
G-market
G-market(Gマーケット)は韓国の越境ECサイトです。
韓国では最大の規模を誇るECサイトになっており、月間訪問者数 2,200 万人以上と非常に人気です。
そんなGマーケットは2000年に誕生しました。
以前は「Gmarket」という社名で運営されていましたが、2009年にアメリカのeBay Korea社が子会社化として運営することで名前を変えていったのです。
気になるサイト内容はモール型のECではありますが、オークション形式も備えています。
展開する商品は化粧品やファッションなど、日本人のイメージに浮かぶ韓国の自慢の商品がたくさんあるといった形です。
また他にもWiFi レンタルや韓国旅行する際のアクティビティ予約など、これまでにはなかった商品を扱っているのも魅力的なポイントとなっています。
様々な人が覗きたくなるECサイトではありますが、残念ながら審査が厳しいということで、対応可能言語に日本語がないというデメリットが挙げられます。
韓国語、中国語、英語のみの取り扱いとなっていますが、魅力的な商品の数々に思わず夢中になってしまうので、ぜひ一度アクセスしてみてはいかがでしょうか?
Lazada
最後にご紹介するのはLazada(ラザダ)です。
ラザダは、東南アジアにおけるEC市場で最も有名なサイトになっています。
シンガポールに本拠地はあり、もともとドイツ系のRocket Internet社が2012年に設立したのですが、幅広い品揃えが注目を集めて2016年中国のアリババによって買収された企業であります。
越境ECサイトとして進出しているのは東南アジア主要国にあたるフィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイです。
本拠地のあるシンガポールには最も進出が遅くなったのですが、膨大な大きさの自社倉庫によって展開するいくつもの商品がたくさんの人の目に留まり、東南アジア各国で人気を高め続けています。
そのためラザダは東南アジアのアマゾンとも呼ばれているほどです。
2013年にはアマゾンの特徴的なビジネススタイル、マーケットプライスをモデルとして似たサービスを行っており、運営スタイルが非常に似ていると有名でもあります。
現在アマゾンはシンガポールにも進出をはたしており、どちらも人気ではありますが、やはり先手となったラザダが未だ一番人気となっている状況です。
今後もシンガポール内でのアマゾンとラザダの競争が見ものとなっています。
まとめ
今回は世界における有名な越境ECサイトをご紹介してきました。
どれも規模が大きく揃えている商品のラインアップが素晴らしいとして、魅力を感じることでしょう。
ただ、どのECサイトも同じような運営スタイルとなっているわけではないため、各ECサイトそれぞれの良さを感じられます。
見る人にマッチするかしないかもあるかもしれませんが、覗いてみることで新たな発見、活かすべきアイディアも見つかるかもしれません。
ぜひ、様々な国の越境ECサイトに注目してみてはいかがでしょうか?
コラム筆者
ECコンサルタント・アドバイザー
安田昌夫

- 東京都出身1984生まれ
- ECサイト運営歴10年で広告費をかけずに45万PVを達成
- 適切な集客・広告運用のサポート・無駄な広告費をカットするためのアドバイスを得意とする
- 月商1200万円突破


















